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私たちの見解

摂津工場202棟の金ヶ工場への移転計画を問う


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 会社は3月に「第三次中期経営計画」を発表し、その後、従業員にたいする説明会を開いてきました。その中に標記の移転計画が含まれています。

 移転の理由は、202棟が注射用βラクタム系抗生物質の製剤工場であり、高度GMP対応、海外当局の承認規制の観点から、他の棟と隔離する必要があり、摂津工場内でそれが可能かの検討を行ったが、費用や他の建物との関係で困難である、とのことです。

 もちろん、人びとの健康と生命を守る上で大きな役割を果たす医薬品を提供する製薬企業が「安全・安心な薬」をつくるために、強活性抗生剤と一般製品(薬)が混ざらないようにするなど、その製造設備を万全なものするのは当然のことです。

 しかし、今回の場合、検討作業の中で、その工場で働く労働者のことが充分考えられていたのか疑問が残ります。

 各工場で働く労働者は、自宅から通勤できる範囲にあるその工場に職を求め、また工場の近隣に住むところを準備するなど、なるべく働くことに支障のないよう、生活条件を整えてきています。

 金ヶ崎工場は遠隔地です。転勤することになれば、これまで整えてきた生活条件・環境が壊されることになります。

該当する労働者への説明では「製造部でも転勤があるのはあたりまえ」などという話があったということですが、あまりにも一方的ではないでしょうか。

 企業効率のみで、企業にとって大切な、現に薬をつくっている労働者のことが考慮されていないと言わざるをえません。

 また、次のようなことは考えられたのだろうか。
 製薬企業は、いついかなる時も人びとが必要とする「安全・安心な薬」を提供するために、天災等で生産中止事態などが起きぬよう、生産設備を分散させて建設する必要があると考えられますが、今回の金ヶ崎工場への同種生産設備の集中はその点で問題があります。

摂津工場敷地内での建屋建設はもとより、次善策として、生産に必要な技術を持った労働者が通勤可能な圏内での工場敷地確保などの検討はされたのでしょうか。

以前、初めて岩手県金ヶ崎町に工場を建設する際、「『リスク分散』のために、遠隔地である岩手県に建設する」という説明がされましたが、それは現在でも通じることだと考えます。

 みなさんはこの問題についてどうお考えでしょうか。ぜひご意見をお寄せ下さい。