みんなの広場
□「原発再稼動反対」、若者の声が響いた関西電力本社前
山田 一
７月１３日（金）、小雨の中、大阪市の関西電力本社前で行われた「原発再稼動」にたいする抗議行動に参加してきました。
マスコミはほとんど報道しませんが、「しんぶん赤旗」は東京・首相官邸前を始め、主に毎週金曜日に全国各地で行われるようなった原発反対の抗議行動を大きく報道しており、関電本社前のことも知りました。
全国各地とも、ツイッターを通じて集まっている人、若者・家族連れが多いのが特徴のようです。
関電本社前では、午後６時になるとリーダーの呼びかけで「再稼動反対」のコールが始まり、およそ１時間３０分の間、声を出しっぱなしでした。
時間が経つにつれてどんどん人が集まりましたが、若者が多く、子ども連れの人もいました。みんな「なくそう原発」、「今すぐ廃炉」などと書いたカードや紙片を掲げていましたが、このような集会でよく見られる団体の「のぼり旗」などはありませんでした。
また、建物の前の歩道があまり広くないこともあり、主催者側は通路確保のため、整理要員も配置していました。
最後に主催者からお礼のあいさつと参加者数の発表があり、雨のせいもあったのか、参加者は１,１６１人ということでした。ちなみに先週金曜日は２千数百人だったとか。
このホームページ読者のみなさんの中にも、原発に関しては「危険だからやめた方がいい」あるいは「福島の事故を思えばなければない方がいいと思うが、経済活動のことや病院など電気が絶対必要なところもあるということを考えれば複雑」などいろいろな考えがあるのではないでしょうか。
でも一度このような集会に、「見学」のつもりででも参加してみられたらどうでしょうか。いろいろ考えさせられますよ。
ついでながら、首相官邸周辺のお店では「デモ割」なるものがあるとか。デモ参加者を対象に割引価格を設けているそうです。関電本社のまわりの店ではまだやっていないようでした。
朝日新聞より掲載
