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「全日空」が客室乗務員の契約社員全員を正社員に採用
                                  一しんぶん赤旗読者

 8/20日付・朝日新聞一面、8/21付「しんぶん赤旗」一面に、「全日空(ANA)が客室乗務員を正社員採用」との記事が掲載されました。
 これまでは契約社員として3年勤めたあとに正社員化していたのを、2014年度からは最初から全員を正社員として採用するというものです(450人採用予定)。

 働くものにとっては、久々のうれしいニュースではないでしょうか。
 記事によれば、全日空広報部は、正社員採用に改める理由について「航空業界の競争が激化しているので、品質向上のため優秀な人材を確保したい。客室乗務員は保安要員でもあり、長期雇用で採用することで、はじめから高いところを目指して働いてもらいたい」としています。

 正社員となることで、当初から産前産後・育児休暇や育児期間中に勤務日を減らす制度なども利用できるとのことです。

 契約制客室乗務員は、1995年度以降、人件費削減のため航空各社で導入され、日本航空は今も3年間は契約社員であり、格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションは契約社員で採用し、3年で雇用を打ち切っているそうです。

 「しんぶん赤旗」の記事は、航空労組連絡会の専門部としての客室乗務員連絡会が、「空の安全を守るには長年働き経験を積み重ねることが必要だ」として、以前から正社員採用に戻すよう訴えていたとも述べています。

 安倍内閣は雇用分野の規制緩和で、非正規雇用が多くするような政策を押し進めようとしていますが、こういうまともなことをする会社が増えて欲しいものです。


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