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みんなの広場

日本の民主主義のあり方を問う映画「標的の村」

                                                        山田 一

 久しぶりに映画についての投稿です。
 観たいと思っていた映画「標的の村」の上映会が近所であったので行ってきました。
 この映画は、沖縄の琉球朝日放送で2012年に放送されたドキュメンタリー番組がベースになっており、内容は、沖縄県東村・高江地区を囲むようにして建設が計画されたアメリカ軍のヘリコプター着陸帯(ヘリパット)に反対する住民の抗議行動が描かれています。

 パンフレットも参考に映画の数場面を紹介すると・・・
 ヘリパットの新設計画を知った高江地区の住民は、2007年1月に那覇防衛施設局に抗議をしますが、防衛局員は「米軍の運用に関しては、日本側は関知できない」と突き放します。再三の反対にもかかわらず一方的な工事通告があり、7月から住民は建設反対の座り込みを始めます。

 8月、ついに防衛施設局が工事のためにやってきます。
 局員は言う。「手続きも済んでいるんだから工事をやります。北部訓練場の過半の返還で合意された工事です。作業開始!」「公務執行妨害だぞ!ゲートを開けろ!」
 怒号が飛び交うなか、住民は切々と訴える。「米軍に基地を提供しているあなた方に、沖縄の人の気持ち分かる?米軍には土地を取られてさ。あなた方には山を滅茶苦茶にされて、我が家は自分の家の墓にも入れない。婦女暴行され、ジェット機は落とされ、ヘリコプターは落とされ、この基地はそういう基地でしょう?あなたは任務かもしれない。

 我々はここでの歴史的な任務だよ。次の世代にこんな苦しみ与えたくない。やるならやる。我々もやるよ!」
 防衛施設局員はこの日は帰ります。しかし、それから間もなく住民15人が、法廷に呼び出されます。現場での座り込みが「通行妨害」にあたるとして国が仮処分申請をしたのです。
 なんと国策に反対して座り込んだ住民を国が訴えるという前代未聞の事態に。
 力を持つ企業や自治体が、声を上げた個人を弾圧・恫喝するために訴えることを、アメリカではSLAPP裁判とよび、裁判を圧力代わりに悪用させないため、多くの州で禁じているそうですが、日本にはこの概念がないとのこと。

 このあと映画は、2012年10月1日に、オスプレイが岩国基地から沖縄へ配備され、東村・高江で訓練を始めたこと、それに対し高江に心を寄せる3000人の人々が全国から集まってサウンドデモを行い、決してあきらめない姿が描かれます。


 


 

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