私たちの見解

生産グループ会社設立は、
  シオノギで働く従業員全体の生活と雇用に大きく影響する問題
  従業員にとって賃金・労働条件および福利厚生面などの諸条件は下げるな!

 このたび、会社は1000人を超える規模の従業員の出向・転籍を伴う、生産関連機能を担う新グループ会社を設立することを決定したと発表しました。
 この生産新会社は、シオノギの基本方針、創り、造り、売るの『造る』を新しい形として、シオノギの生産技術を維持、発展させるためと説明しており、さらに新会社では存在感のある強い生産グループ会社としてみんながやりがい、誇り、夢を持って自由に挑戦できる会社になれるとも述べています。
 私たち日本共産党シオノギ製薬委員会は、その目的を果たすにしても、労働条件の低下を伴うグループ会社の設立ではなく、シオノギ社員として雇用する中でこそ、仕事に対する
モチベーションを保つことができ、目的達成と会社の発展につながるものと考えます。また、それが企業の果たす社会的責任ではないでしょうか。
 一方、新会社への出向・転籍が行われる場合は、従業員に対して賃金・労働条件および福利厚生面など、条件のすべてを現状より低下させないことを確約すべきと考えます。

  労働組合執行部のみなさんへのお願い

 今回の新会社設立問題については、従業員全体の生活と雇用に大きく影響する重大な問題です。労働組合とは、「労働者が主体となって自主的に労働条件の維持改善その他経済的地位の向上を図ることを主たる目的として組織する団体又はその連合団体」という労働組合の主旨に基づき対応してください。
 まずは職場の組合員の意見・声を聞くことを徹底してください(管理職の声も聞いてあげてください)。そして、経営協議会の場で従業員から出されたその意見や声に基づいて、労働諸条件が低下しないよう交渉してください。会社から提示された条件については、職場懇談会などで組合員へ伝え、再び意見や声を求めて、会社と交渉し、組合員が納得する形で合意するようにしてください。
 また、転籍の場合、従業員との個人面談などの場で、会社側に、「転籍せず、会社に残っても、あなたの仕事は続けられない、どこに行かされるかわからない等」従業員の不安を与えるような「強制」をしないことを徹底させてください。この問題で組合員が不安に思うことには親身になって相談・対応してあげてください。 

  従業員のみなさんへ

該当する組合員のみなさんは、まずは意見や声を一人でもグループででも労働組合(職場委員など)にあげていきましょう。管理職のみなさんも自分の将来がかかっています、声をあげていきましょう。
 会社から出向・転籍条件などが示された場合、不安や疑問に思うことを遠慮なく労働組合や会社に聞いて、納得できるまで説明を求めましょう。
 また、「就業規則および労働協約」では、転籍は“本人の同意を得るものとする”となっています。個人面談の場では、納得出来ない場合は一旦保留しましょう。そして同じ立場の人や友人、家族と相談しましょう。

 私たちもみなさんの相談にのりたいと思っています。どうすればいいか一緒に考えていきましょう。このホームページのトップ画面にある連絡先に電話、メールでご連絡ください。相談者の秘密は厳守します。
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