はじめに
あらためてこのコーナーを設けてみました。
日本共産党は結びつきのある人たちへ、わが党をより深く知ってもらい、理解を深めてもらいたく、全国各地で「集い」を開いています。
私たちも「集い」代わるものとして、HPを訪問されるみなさんにも日本共産党の理解を深めていただくことで、より支援の力となってもらいたく開設するものです。
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訪問された方のご意見などを取り入れ双方向でこのコーナーを発展させたいと考えています。
よろしくお願いします。

第1回のテーマ
概要「日本共産党の紹介」シリーズ(1)

科学的社会主義 

このテーマを取り上げたのは、日本共産党を知る入り口と言っても過言ではないからです。まず日本共産党の日々の活動は、綱領と規約にてらし、また、時々の決定に基づいて展開しています。綱領では、「1922年7月15日、科学的社会主義を理論的な基礎とする政党として創立された。」と記し、規約では、第2条の最後に「党は、科学的社会主義を理論的基礎とする」と明記しています。

このように政党として、理論的基礎を科学的社会主義においている政党は、日本ではわが党のみであり、時々に「ブレナイ」根拠もここにあると言えます。

以下、「社会科学総合辞典」より、「科学的社会主義」を抜粋して用語の概要を紹介します。

「科学的社会主義」マルクスとエンゲルスが、史的唯物論と剰余価値学説の大発見によってそれまで空想的であった社会主義・共産主義の運動と理論(空想的社会主義)を科学的な土台の上に置いて以来、科学的社会主義の事業は今日まで一世紀半に渡る展開を遂げ、世界史の発展を促進する生命力を発揮してきた。この事業の内容を全面的に捉えるためには、学説、運動、体制の3つの見地から見る必要がある。
【学説】19世紀のドイツ古典哲学、イギリスの古典経済学、フランスの社会主義の正当な継承者で、人類がつくりだしたすべての「価値あるものの集大成」という特徴を持っています。
この学説は、主として哲学、経済学、階級闘争と社会主義の理論の3つの構成部分からなっています。哲学は、弁証法的唯物論と、史的唯物論です。経済学は、剰余価値学説を軸として資本主義経済の仕組みとその発展法則を分析し、その生成・発展・没落と、社会主義・共産主義への移行の必然性を明らかにしています。階級闘争と社会主義の理論は、新しい社会が資本主義の発展の中でいかに準備され、社会的な変革の発展方向はどこにあるか、変革を実現する運動の主体的な力はどこにあるか、革命運動の戦略・戦術はどのような内容を持つか等を内容とするものです。
【運動】学説を指針として、社会の法則的な発展を促進する――発展が出来るだけ合理的に、また国民多数の利益にかなったやり方で確実に進むように、社会に働きかける所にある、と言う立場を政党として具体化しているのが日本共産党である。この運動の役割は、覇権主義の相次ぐ崩壊と民族自決権の定着、専制支配の敗北と主権在民の民主政治の発展などに示されている。
日本共産党は、科学的社会主義の世界的な運動の発展のために、3つの基準@覇権主義とそれへの追従の傾向の生産、A「共産主義・社会主義崩壊」論との闘争、B科学的社会主義を指針としての取り組みを提唱しました。

【体制】科学的社会主義に立脚した、社会主義の体制はまだ実現されていない。ロシア10月社会主義革命の後、レーニン時代のソ連は、内戦と外国からの干渉、経済的な遅れなど、困難な条件の下でも、民族自決権、社会保障制度、労働時間短縮、男女平等など多くの面で社会主義の体制的な優位性を発揮したが、スターリン以後覇権主義・専制主義、官僚主義の体制に逆転し、ソ連解体に至った。社会主義の本格的な展望は、発達した資本主義国でこそ、試される。

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