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みんなの広場

□「あまがさき9条の会」に参加して

                            
                                         S,K
 4月29日、新聞の折込を見て参加しました。1周年を迎えての記念講演で、ますます元気であちらこちらに、次々と会が増えつつあることが確認できました。9条の会事務局長の小森陽一という東京大学の教授が、どんな話を聞かせてくれるのかも興味がありました。

 彼は、「憲法を守る運動の到達点と今後の課題」というテーマで、語り語るほどに饒舌になっていきました。学校であまり習うことの無かった近代史から始まり、教育基本法を変えることがどんなに戦争をする人間作りに加担させようとしていることなのか、たとえば「愛国心」という言葉ひとつとっても「いいんじゃないの」って感じで軽くかんがえてはいけないと。

 
 自民党の憲法改悪のたくらみが、なぜ「新憲法草案の制定」と銘打っているのかについても、「憲法は権力を縛るものであり、権力が行き過ぎることのないよう見張るものであり、憲法99条には議員はこの憲法を守らねばならないとあります。権力が憲法改正と銘打てない理由がここにあります。」いかに、庶民こそが声をあげ、憲法を護ることが大切なのか、言語にかかわる人々が言葉を大切にするからこそ警鐘を鳴らしているのです。

 先日亡くなられた湯川秀樹博士の奥さんは、湯川博士とともに行動し博士の遺志を引き継ぎ、世界の国の憲法に「戦争放棄の言葉を」と訴えていた方だと知り、ますます私たちはこの大切な憲法を守り継承せねばと思いました。
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