みんなの広場

営業利益、経常利益とも過去最高
    株主だけではなく労働者にも利益の還元を!
                              
一組合員

 みなさん、2015年度の決算報告について会社側から説明を受けたと思います。その内容はご存知のように、売上高は前期比13.1%増の3100億円。営業利益は914億円(前期比81.5%)と過去最高を更新。経常利益も1009億円(前期比29.5%)となり、4期連続で過去最高を更新し好調な経営状況を保っています。また、シオノギの内部留保(利益剰余金)は下記に示すように、これまでの利益の蓄積で5000億円以上あります。また、この10年間で約2倍になっています。

 一方、組合員の賃金は、2013年度までベースアップゼロが続き、昨年2500円、今年1000円のベースアップとなっていますが、株主への1株当りの配当金は、同じく10年間で16円⇒62円と3.875倍(さらに2016には68円と予想)となっています。

 

経常利益

(百万円)

利益剰余金

(百万円)

株主への

年間配当金

組合員の賃上げ

2005年度

29,656

266,469

16

2010年度

45,176

339,970

40

定昇のみ

2013年度

62,225

434,103

46

定昇のみ

2014年度

77,880

455,497

52

定昇+2500

2015年度

100,869

503,946

62

定昇+1000

2016年度(予想)

101,500

68

  労働組合執行部の皆さん、このような経営状況の中で、今年の賃上げは満額となりましたが、連合の目標であるベースアップ2%以上に比べても、あまりにも低い要求であったといわざるを得ないのではないでしょうか。

 大企業としてのデフレ不況打開という社会的責任を果たす立場からも、また、株主だけではなく、これまで会社の為に貢献してきた従業員に対して、今後も気持ち良く仕事に打ち込めるようにするために、内部留保の一部をもっと還元するよう求めてください。


 


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